著者: 柴田謙, 鳴海絋也
モバイルデバイスの普及により、ウェアラブルな文字入力デバイスの要求が高まってきている。 これまでに様々な手法が提案されているが、デバイスの装着が必要で目立ってしまう、嵩張り携帯に不向き、などの課題がある。 本稿では、それらのモバイル用文字入力デバイスとしての問題点を解決するため、片手で使用でき、目立たず、嵩張らず、静かに自然な姿勢で満員電車内など様々な状況で使えるウェアラブルキーボードを提案する。 新しいウェアラブルデバイスは、ズボンの太腿部分に縫い付けられた導電糸により、6点のタッチセンシングを行う。 センサ上に2Dパターンとして描いた文字をマイコンが認識し、USBを介して接続したパソコンに伝える。立った状態で手を横に下したまま、指先を数センチ四方動かすだけで入力できるため、狭い空間でも入力が可能である。
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